臼井義人先生が最も映画製作に関わった作品としてしられる本作品。当時は親に映画館まで連れて行ってもらい、テレビで放送された時はビデオテープに録画して何度も観た作品。幼少期に観た映画を大人になった今観ることによって新たな発見があって面白い。
※Netflixより引用
あらすじ
始まりは、アクション仮面の撮影中の爆発事件。混乱する撮影現場でアクション仮面のベルトにおさめられていた「アクションストーン」が奪われる。アクションストーンが無ければ元の世界に戻ることもできず、アクションビームを打つこともできない・・・。窮地に立ったアクション仮面たちは”選ばれし者”の力を借りてハイグレ大魔王討伐に向けて動き出す。
一方、しんのすけがチョコビで当てたキラキラの「アクション仮面カード」が”選ばれし者”の証だということを知らない野原一家は、アクション仮面たちの策略によりパラレルワールドに送られてしまう。野原一家のアクション仮面と世界を助ける冒険が始まる。
主な登場人物
ここでは、登場人物と声優さんの紹介をします。
野原 しんのすけ(うえち あき)
主人公の5歳児。ふたば幼稚園のひまわり組に所属する。美人のお姉さんとお菓子の「チョコビ」が大好き。じゃかいも頭に太い眉毛が特徴的。能天気でおふざけすることが多いですが、相手のことを思える素敵な幼稚園児です。
声優は、うえちあきさん。「ホームアーロン」や「スター・ウォーズエピソードⅠ」などの吹替えの経歴もあり、声優として出演作品が多い実力のある声優さん。現在はしんのすけの声優を引退しています。
※テレ朝POSTより引用
野原 みさえ(ならはし みき)
しんちゃんのお母さん。パワフルで家族想い。野原一家では主導権を握っているといっても過言でもない。イケメン大好きの専業主婦である。
声優はならはしみきさん。現在もみさえの声優をしておられます。キャプテン翼やドラえもん、ちびまる子ちゃん等、数々の有名アニメに出演されています。
※テレ朝POSTより引用
野原 ひろし(藤原 啓治)
野原一家の大黒柱であり、しんちゃんの父親で秋田出身で上京し東京の双葉商事に勤めるサラリーマン。営業で外回りをすることも多い為か、靴や靴下の悪臭が強烈で人を失神させれる威力を持つ。しんのすけと同じく美女好きでその事で度々みさえと喧嘩している。
声優は、藤原啓治さん。多数の作品で父親役を演じることが多かったと言われる声優さん。2020年に亡くなられている。
※テレ朝POSTより引用
シロ(真柴 摩利)
しんちゃんの愛犬。頭脳明晰な雑種犬。その頭脳を活かして、しんちゃんを救ってきている。本作品でもしんちゃんを勝利に導いている。
声優は、真柴 摩利さん。風間トオル役も演じており幅広いキャラクターを演じ分ける声優さん。
※Netflixより引用
アクション仮面(玄田 哲章)
しんちゃんの憧れのヒーロー。「ワッハッハッハ!」と笑うシーンなど特撮ヒーローの特徴を備えている。公開されている映画でも度々、出演している。
声優は、玄田 哲章さん。コミカルな役からシリアスな役まで幅広く演じこなしている声優さん。現在は「マツコの知らない世界」でナレーションを務めている。
※テレ朝動画より引用
ハイグレ魔王(野沢 那智)
アクション仮面の力を封じて悪事をはたらいていた組織のボス。失敗や口答えする部下には厳しく罰を与え、歯向かう存在は容赦なしない。冷酷で傲慢な性格をしている。最後のアクション仮面との戦闘シーンでの変身するシーンは少し怖い。
声優は、努力家で知られる野沢 那智さん。舞台演出、俳優、声優、ラジオ、実業家など様々な顔をもつ人物。1990年からブルース・ウィルスの吹替え声優も務めてきた。2010年に亡くなられている。
※アニメ見放題より引用
見どころ
しんちゃんが大好きな「アクション仮面」の秘密がわかるのが最大の魅力。個人的には、今の地上波では見れない子供らしさや少しのお下品さも魅力ではないかと思う。深く考えずに真っすぐに行動するしんちゃんは、子供っぽい子供っぽさがある5歳児で大人にも大切な”何か”を教えてくれる作品ではないかと思う。
感想
「懐かしい」その一言から始まる本作品。大人になって観ると駄菓子屋でお菓子を買いに行くシーンも家族で海に出かけるシーンもどこか懐かしく、心を和ませてくれる。現在は聞かなくなった”ハイグレ”という言葉を検索しながら観たりして、時代を感じながら観るのも面白かった。
幼少期には、感じなかったが悪役も少し茶目っ気があって愛着がわく。完全な悪者ではない。実際にハイグレ大魔王の手下もしんちゃんの”優しさ”にしっかりと”ありがとう”と返している。どんなに仲が悪くても大切な事をちゃんと伝える重要性を教えてくれている気がする。