2024年1月に放送されたバカリズム脚本の国内テレビドラマ。静かに暮らしていた三人の女が豪邸に侵入する計画をたてる。素人三人が侵入して無事に帰ってこれるのか・・・。
当記事では、本作品の簡単な概要と感想を書いています。
主な登場人物
田中 亜希子(菊池 凛子)
家事代行サービスで働くスタッフ。バツイチで一人暮らし。家事代行サービスの中でも掃除が得意で、綺麗になったことが分かりやすいところを掃除するのが好き。
演じたのは女優・菊池 凛子。数多くの作品に出演されていますが、私が認識したのは朝ドラ「ブギウギ」の”茨田りつ子”役でした。茨田りつこのような凛とした雰囲気から本作品のちょっとドジな女性役まで幅広く演じ分けれる素晴らしい女優さんです。
小川 恵(平岩 紙)
田中 亜希子と同じ職場で料理担当として働く。バツイチ一人暮らし。田中とは同じ家に作業をした帰りに話す仲。はっきり物事を言うタイプ。効率の良い料理を作るのが好き。
演じたのは女優・平岩 紙。独特な雰囲気、卓越した演技力、そしてどんな役柄にもあわせれる女優さん。忘れられない印象を残してくれます。
江藤 香奈恵(吉田 洋)
小川 恵がヨガ教室で知り合った友人。サスペンスドラマが大好きな事から助っ人として小川に誘われる。将来的には、ヨガ教室を開きたい。
演じたのは、女優・吉田 洋。年齢を重ねるごとに深まる魅力を感じる女優。どんな役柄でも自然に演じこなし、テレビで見ないことが無いのでは?と思うほどいろんな作品に出演しています。最近観た作品では、大河ドラマ「光る君」そして2024年の流行語大賞にもなった「不適切にもほどがある」に出演されていました。
藤崎 奈津美(白石 麻衣)
家事代行サービス会社のやり手社長であり、元グラビアアイドル。事業に成功し、豪邸に住んでいる。腹黒い一面も・・・。
演じたのは、女優・白石 麻衣。喜怒哀楽を複雑に表現をするのが上手いと女優さん。美貌はもちろん縁起でも見る人を惹きつける魅力を持っておられます。
毛利 貴弘(角田 晃弘)
藤崎 奈津美が住むマンションのコンシェルジュ。奈津美のグラビアアイドル時代に握手会にも行った程の奈津子ファン。ちょっと変態気質。
演じたのは、芸人・角田 晃弘。俳優、シンガソングライターと多岐にわたって活躍されています。2009年にお笑いトリオ東京03としてキングオブコントで優勝。俳優としても活躍されており、大河ドラマや朝ドラなど様々な作品に出演されています。
重松 洋介(池松 壮亮)
借金を背負った配達員。配達員の仕事だけでは借金の返済が追い付かない為、藤崎 奈津美の家に泥棒に入ることを計画する。
演じたのは池松 壮亮。魅力は、一言で表すのが難しいほど多面的。彼の演技は、役柄によって全く異なる顔を見せ、観る人を魅了し続けています。
あらすじ
ある週末の夜、田中・小川が勤める家事代行サービスの社長・藤崎が暮らす豪邸に、田中・小川・江藤の3人が侵入します。
彼女たちは、奈津美が脱税で得たという大金を盗み出す計画を立てていました。しかし、侵入後、次々と予想外の出来事が起こり、計画は思わぬ方向へ。
個性豊かな3人の女性たちの視点から描かれる物語は、コミカルな要素とサスペンスが絶妙にブレンドされており、視聴者を飽きさせません。
それぞれの女性が抱える悩みや葛藤、そして人間関係が複雑に絡み合い、物語はどんどんと深みを増していきます。
ラストには、予想だにしなかった衝撃の結末が・・・。
見どころ
バカリズムさん独特のコミカルな脚本と、個性豊かなキャストたちの演技が見どころのドラマです。
また、いろんな場面で伏線が散りばめられており、終盤に回収されていきます。その終盤に回収された伏線が気になって2周目、3周目と観ても面白い。
そして、気負いなく楽しく観れるのも見どころです。
感想
サスペンスのようにスリリングな部分とコミカルな部分が絶妙に組み合わせられた最後まで見入ってしまうドラマでした。一夜限りと言うのが寂しい・・・。
俳優達の日常会話のような雰囲気がドラマに落ち着きを与えているのも良い。そこにさりげなく面白い会話が入ってくることで絶妙に面白くなる。
責任のなすりつけ合い等、普通だったらもっと殺伐としたシーンになるところが、バカリズムさんにかかるとコミカルになってしまうのだから面白い。例えると大人の喧嘩から子供の喧嘩になってしまう感覚に近い。
そして、最後は心が温まる感じに終わっている。バカリズムさん凄いです・・・。
この映画を観た人におススメ!
主演:安藤サクラ 脚本:バカリズム
一人の女性が人生をループする物語。本作品は、改めて紹介させて頂きます!